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“Square Dance For All”第8回目「コスチュームについて」

 華やかなスクエアダンスのコスチュームはいっぺんに会場をお花畑のように明るくし、自身を輝かせ、気持ちを若返らせることが出来ます。
 そのコスチュームを自分でデザインして作ることが出来ると楽しさが倍増します。このテキストには「東京SDCワンピーススタイル」を例にとって、型紙の取り方から、縫製の仕方までこと細かく書かれています。経験のない人でも市販の型紙を使って、スクエアのコスチューム用に修正して作ることが出来るように、絵で説明されています。洋裁の本よりもわかりやすく説明されています。
 デザインを考えるときのポイントとして、「布地、ネックライン、スカートや袖のデザイン」があります。布地の種類、デザインも千差万別ですが、一般的にプリント模様の時はシンプルなデザインがいいでしょう。無地の場合は比較的に凝ったデザインやシンプル等幅広く対応できるでしょう。
 ネックライン(襟の種類)は原型に近いカットやボートネック、スクエア、丸形、Vネック等のデザインがあります。
 袖についてもパフスリーブやフレアースリーブ、ノースリーブがあります。フリルを付ける場合は布地を縦や横、[バイヤス]や[わ裁ち]等の検討も必要です。
 身頃は自分の寸法に合わせて、通常のワンピースよりゆるみを少なくして体にフィットさせる方がコスチュウムとして素敵です。ウエストラインは2p上にします。その分背丈が短くなるのでスカート丈はパニエと同じで良いのです。
 さて、日本でのスクエアダンス愛好者の約8割は女性と言われています。女性が男性役する場合、ワンピースでもタスキがけして見分けが付くようにしています。ブラウスにスラックスというスタイルもよく見かけられますが、少し華やかさがないです。男性役は丈の長いカントリー調のスカートに、ブラウスの他にもウエスタンシャツ、またベストやウエスタンベルトを併用してコーディネイトするのも良いでしょう。

[スタイリングとスカートワーク]スクエアダンスの踊り方は多くのフォークダンスと同様その国のベテランダンサーの踊り方がスタイリング、スカートワークだと思います。スタイリングについて、アメリカンスクエアダンス誌のMSとPLUSの教本を参考にして写真をとり、テキストに載せました。

[Hand Position]Callerlab(インターナショナルスクエアダンスコーラー協会)ではC1まではHand Upで踊って欲しいと言われました。Hand Upで踊るとセットの中の他人の顔が見えてダンスの楽しさが伝わってきます。

[Bow to Your Partner]Partner同志はしっかりと相手を見てご挨拶です。日本の習慣から下を向いてしまう癖がありますが、姿勢が最も重要です。女性の右手はスカートです。

[Shuffle Walk]SD特有のステップの踏み方がシャフルウオークです。かかとをほとんど使わずに、足のポール(親指の付け根の丸い部分)床に滑らせるようにしながら、前進するステップです。

[Swing]Swingが上手な人に出会うとSDがとても楽しくなると言う位にSDの中でダンス性の強うものです。歩いて回ってもBuzz Stepでもかまいませんが、二人で回るのですから、相手の目又は右肩を見て回ります。

[スカートワーク]スカートワークの原則は女性の空いている手はスカートにと言うことです。テキストの写真がとても解りやすく美しいスタイリングです。
華やかなコスチュームに身を包み、パニエを翻しながらお花畑のように踊るスクエアダンスは本当に明るく楽しいダンスです。正しいスタイルを勉強してもっともっと楽しく美しく踊っていきたいものです。

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