あの「ハンハーストも遂に力尽きる?」
伊藤 達彦
このニュースの日本語訳への協力は、「タック尾崎」氏にいただきました。お礼申し上げます。以下は、尾崎さんと私のメールのやりとりです。
Tokyo, March 11, 2005伊藤様、
ここのところテープサービスやウエッブサイトがうまく機能していないようだったので心配していましたが、ビル・ハイマンもいよいよ力尽きたかと言う感がします。 スクエア/ラウンド界の仕事から引退をし、パロミノレコードにすべてを託すようです。
彼の言によりますと:
このような時が来ることは数年前から判っており、最も効果的に責任を持ってこの会社の経営を引き受けてくれる新オーナーを懸命に探してきました。 表面上はテープサービス、音楽、ウエッブサイトと簡単なように思えますが、実際は巨大な仕事で、大きな技術的経験と多大な資金を必要とします。
長年にわたりサービスを提供し続けるため、インフラや技術に多額の資金をつぎ込まなければなりませんでした。 この市場でパロミノレコードだけがこのような投資を個人的にもまた資金的にも行おうという意志を示しました。 彼らには技術があり、意志もあり、できると思います。
ドン/ロレッタ・ハンハーストが1971年にハンハーストテープサービスを始め、1987年に我々が取得し、今トム/パムがスクエア/ラウンド界に長く続いた音楽とサウンドシステムの仕事を引き継ぎます。
未決済の請求は全て”パロミノレコード”に直接お支払いください。 クレジット勘定はすべてパロミノレコードに委譲され、たとえハンハーストテープ・レコードサービスから請求があったとしても、これからはクレジットの請求先は”パロミノレコード”となります。
スクエア/ラウンド関連の電話ばかりでなく
Music@Dosado.com と Webmaster@Dosado.comへのEメールも全てパロミノレコードに転送されます。 また業界サイトであるwww.Dosado.com と www.Dosado.com/Music
もショッピングカートを含めてパロミノレコードによって維持されます。
我々はDigitalMusicMagicianのデジタル音楽マネージメント所有権は所有しますが、スクエア/ラウンド界での販売はパロミノが独占的に行います。
私宛の個人的Eメールは Bill@SupremeAudio.com へまたは個人的な電話は 603-876-3967 へくださってもかまいません。
仕事関係のEメールは Music@Dosado.com へ、またウエッブサイトは www.Dosado.com/Music になります。
皆様からの数十年にわたる御愛顧と友情に衷心より感謝します。 トム/パムが我々と同じように皆様に奉仕することを確信し、皆様は皆様のために彼らが一生懸命行う仕事を高く評価することを信じています。
タック尾崎氏のコメントより
パロミノレコードはワゴンウィールやヤックスタックも買い、今度はビル・ハイマンの仕事を引継ぎ、スクエア/ラウンド界サービスの独占化に向かって行くような気もしますが、これとは別に、スクエア/ラウンド界への影響は大きいと思います。 ビル・ハイマンのお世話になっていた人は多いと思います。