レコードプレーヤーも無くなって行く?
  ヒルトンアンプの情報
10月17日 伊藤 達彦
HiltonアンプAC-100型
 SD・RDの世界でも、少しずつデジタル化の波が押し寄せて来て
います。SD音楽用の「ビニール」レコードを発売する数が激減して
います。「コーラーしか買わない」特殊なレコードですので、レコード
としてプレスする会社も、現在ではアメリカであってもほとんど無い
のです。
 「レコードがあるからいいや!」では、もう立ち行かなくなって来て
います。何しろ、SD・RD用アンプとして私たちの世界では名の通っ
た「Hilton社」でも、小型のAC−100型の製造を中止!してしまっ
たと言う情報です。
この情報を寄せてくださった「尾崎 隆敏」さんにお礼申し上げます。
連絡先メール:
尾崎さんは、ヒルトンアンプの日本での代理店となっています。
ozakitac@mx2.ttcn.ne.jp

 ヒルトン社では8月31日を以ってMicro−100型サウンドシステムを製造中止とし
ました。 同等品や改良品なども作らないとのことです。

 なかなか理由が判明しませんでしたが、現在ソフトとしてビニールレコードが高く少なくな
る中、MD、CD、コンピュータを使うコーラー・キューアーが増え、ターンテーブルの使用頻
度も減って、ヒルトン社としてのターンテーブルに対する在庫、維持管理等が大きな負担
となり、Micro−100サウンドシステムの製造中止に至ったのです。

MA-150とMA-500は「プレーヤー部分が付いていないので」当然としてAC-
205とAC-500の製造は続けるとのことであります。また、Micro−100のアフター
サービスは引き続き行われますので、御遠慮なく尾崎まで御連絡ください。

スクエアダンス用の音源がMD、CD、コンピュータに移ってくると、例会やアニバで使う音
響システムもヒルトンやヤックスタックばかりでなく、一般のPAグッズの中から自由に選ぶ
ことが可能となり、コーラー・キューアーにも音響知識が今まで以上に求められることになり
そうです。

8月に米国出張の折、 TEXAS PO' BOYS がゲストのダンスへ行く機会がありましたが、サ
ウンドはクラウン・レコードのボブ・ワーリーが担当し、ヒルトンAC−500とヤックスタックス
ピーカーの組み合わせでセットアップしましたが、TEXAS PO' BOYS の4人は各一人一
人がワイヤレスマイクを使い、持ち込んだヤマハのプロが使う10数チャンネルのミキサー
と、400ワット出力のパワーアンプをヤックのスピーカーに接続変更していました。 音源
はMDでした。 上に述べたことの一事例としてあげてみました。
以下は、尾崎さんからのメール文です。
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