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“Square Dance For All”第10回目「コレオグラフィー概説」

 コレオグラフィーとはダンスの組み立てことを称して呼ばれます。セットの色々な状態を示す以下の4つの要素で構成されています。

 フォーメイション(F)、アレンジメント(A)、シークエンス(S)、リレーションシップ(R)

 コーラーはこれらを考えながらダンスを組み立てています。今回は、4要素の概略をご紹介します。

フォーメイションについて
 体形ともいいます。コーラーラブでは75以上のフォーメイションに名前がつけられています。代表的なものをここではいくつかご紹介します。
 エイチェンスルー トレイドバイ、カラム、ウエイブ、ダブルパススルー、など

アレンジメントについて
 6つの異なる男女の組み合わせのことを言います。たとえばフェシングの4人に着目し説明しますと、(1)男女と男女、(2)女男と女男、(3)男男と女女、(4)女女と男男、(5)男女と女男、(6)女男と男女……の6通りになります。

シークエンスについて
 8人(男4人、女4人)の順列順序を表す言葉をシークエンスステイト(シークエンスの状態)と言います。
 ダンサーの並び順(1組→2組→3組→4組)が時計回りの時をアウトオーダー、逆に反時計回りの時をインオーダーといいます。男女どちらにもアウトオーダーとインオーダーがあり、合計で以下4通りになります。
 (1)男女ともインオーダー、(2)男女ともアウトオーダー、(3)男アウトオーダー女インオーダー、(4)男インオーダー女アウトオーダー

リレーションシップについて
 リレーションシップとはお互いのパートナーの関係のことを表す定義です。ここでは分かりやすくするために1組の男性が連れている女性について説明します。@1組の男性がオリジナルパートナーを連れているとき、A1組の男性がライトハンドレディーをてれているとき、B1組の男性がオポジットの女性を連れているとき、C1組の男性がコーナーの女性を連れているときの4通りになります。

シンメトリックについて
 スクエアダンスにおける最大の特徴は、特殊なコールを除きいかなる時もシンメトリック(対象形)であることです。たとえば、1組の男性がどの場所にいても、対象の位置に3組の男性がいることになります。
 シンメトリックを崩さないダンスときは、隣り合った二組の男女を見ておけばセット全体を見ていることになります。

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