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“Square Dance For All”第6回目「クラブのコミュニケーション力とホスピタリティマインド」

 スクエアダンスクラブは小さな単位の「社会」です。社会とは、人が集まり、互いに助け合い、より豊かな生活のために行動を起こして行く人の集まりのことを言います。クラブの中で、会員のコミュニケーションが良ければスムーズな例会運営、活動の活性化、より良い人間関係などに発展します。逆にコミュニケーションが悪ければ、クラブの運営にとってマイナスとなる要因が出現し、スムーズな運営を阻害します。クラブのコミュニケーションは、
 @単位クラブ内での会員間のコミュニケーション、
 Aクラブとして他のクラブや県連、統括支部、S協などとの外部コミュニケーション
に分けて考える必要があります。
 コミュニケーションができる度合いのことをコミュニケーション力と言いますが、そのコミュニケーション力を日常の活動の中でどのようにして高めて行くか、そしてクラブの持続的発展にどう影響させて行くかを考えることが重要となります。
 コミュニケーション力を大きくするために必要なのがホスピタリティマインドです。この概念はここ数年、日本レクリエーション協会を中心として重要視され、日頃のレクリエーション活動の中でのホスピタリティについて講座が組まれ、全国講習会が行われるほどになって来ました。活動に参加する人(会員)が心から楽しみ、これを生きる力まで昇華させるには、参加者(会員)に対してどのような心遣いをし、どのようなサポートをすれば効果的か、といった内容です。図のように会員対会員、会員対役員(運営スタッフ)クラブ対近隣クラブ、クラブ対行政・市民など、ホスピタリティマインドをそれぞれの立場の違いにあわせて大いに発揮したいところです。グッドホスピタリティは、クラブを活性化させ、会員のクラブへの求心力を強くし、クラブのブランド価値を高め、クラブの発展に大いに寄与します。
 クラブのコミュニケーション力とホスピタリティマインドは大きな関係性をもってクラブ運営に生かされることが肝要です。この2つはクラブの文化として醸成されて行くものであり、一朝一夕に出来上がるものではありません。日頃からクラブの文化として会員に根付かせて行くことが重要です。
会員
(会員の家族)
行政・マスコミ 近隣のクラブ
ホスピタリティ
マインド
市民 S協
会場の
管理担当者

 (人材開発委員 井上忠志)

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